30周年記念事業

30周年記念式典 2014年10月25日(土曜日) 開催

実行委員会会長 南里和成

実行委員長   田中洋介

クラブ会長   古宇田れい子   幹事  奥田律雄

記念事業    佐賀市内に防犯カメラ設置

10月25日、30周年記念式典と講演会を開催しました

2014-2015年度
佐賀南ロータリークラブ
会長 古宇田 れい子
 

  本日はご多用の中、佐賀南ロータリークラブ30周年記念式典に佐賀市長秀島敏行様をはじめ、多くの方のご出席をいただきまして誠にありがとうございます。
 当クラブは、1985年(昭和60年)6月21日に佐賀ロータリークラブをスポンサークラブとして、25名のチャーターメンバーで発足しました。皆様方のご指導により、この日を迎えることが出来ましたことを会員一同心より感謝申し上げます。
 さて、当クラブは創立時より奉仕の理想の精神をもとに活動を行ってまいりました。
創立10周年には「環境」をテーマに掲げて、東与賀海岸の塩生植物シチメンソウの保護活動に取り組みました。今では、東与賀町民の方々と一体となった清掃活動に発展しております。創立20周年は「教育」をテーマに掲げて、次世代を担う子ども達の育成事業として児童虐待防止プログラムに参画しました。
 そして、創立30周年においては「安心・安全なまちづくり佐賀を目指して」をテーマに佐賀市役所の方々、佐賀県警察本部、佐賀警察署の方々と約1年をかけて協議を重ねさせていただき、佐賀市の大型商業施設エスプラッツに12台の防犯カメラを設置させていただきました。世の中の多様化がすすみ、ここ佐賀でも何がおきてもおかしくない時代となって参りました。この防犯カメラ設置が佐賀の安心安全なまちづくりのきっかけとなり、住みよいまちづくりの意識向上につながっていく事を会員一同心より願っております。
 本日はその意向に添って大野城まどかぴあ館長 林田スマ様より「安心安全のまちづくりと私たち」と題して、記念講演をいただくことになっております。
最後までよろしくお願い申し上げます。
 これからも南ロータリー会員一同奉仕の理想のもと力を合わせ、国際社会、地域社会の様々な問題に取り組んでいく所存でございます。
 今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 本日は本当にありがとうございました。

佐賀市長 秀島敏行

 

 

 

 ただいま、ご紹介に預かりました佐賀市長秀島でございます。
まずは、30周年本当におめでとうございます。
一口に30周年と申しましても、皆様方にとっては長い活動の歴史ではなかったかと思います。敬意をこめて、ひとことお祝いを述べさせていただきます。

 佐賀南ロータリークラブ様は、昭和60年に創立されて以来、各界の第一線で活躍されている会員の皆様が奉仕の精神のもと、さまざまな活動に積極的に取り組まれ、佐賀市の発展に貢献してこられました。歴代の会長はじめ会員の皆様に深く敬意を表します。
 これまで、貴クラブは、東与賀のシチメンソウ保護育成、児童虐待防止ワークショップ開催等の啓発活動、また、佐賀の近代化に関与して佐賀伝承遺産の啓発活動など、地域社会のために地道な活動をして来られました。
 また、この度は、30周年事業の一環として、佐賀市中心街にあるエスプラッツ外周壁に防犯カメラ12基を設置、ご寄付いただき、心より感謝申し上げます。
 今回、設置いただいた防犯カメラは、犯罪抑止効果のみならず、地域にくらす子供から高齢者にいたるまで、安心・安全な生活に寄与することと思います。重ねて、御礼申し上げます。
  さて、佐賀市は、人と自然が織りなすやさしさと活力に溢れる心豊かな市制を目指しております。その実現の為には、市民、企業、行政がパートナーとなり、共 同によるまちづくりを進めることが大事だと考えております。日頃から地域社会にさまざまな活動をされている貴クラブとも力を合わせてより良い佐賀市をつ くっていきたいと思います。
 最後になりましたが、貴ロータリークラブ及び関係者の皆様のご健勝とますますのご発展をお祈りいたします。本日は、誠におめでとうございました。

国際ロータリー第2740地区
ガバナー 宮 﨑 清 彰

 

 

 佐賀南ロータリークラブの皆様方、本日の30周年記念本当におめでとうございます。これまでも地元の自然環境保全運動や児童虐待防止運動や地元歴史遺産の検証事業、今回の地元安全を守るため防犯カメラ大量の寄付など、普段の地道な活動に加え、ユニークであり、また地元の必要とする時宜のニーズにかなった素晴らしい事業をなされてまいられました。

 先般、今年度ガバナーとして貴クラブを訪問させていただきましたが、毎回夕刻開催の例会であるとともに今年度女性会長の下、大変和やかで会員同士が大変仲の良いクラブだという印象がございました。これ以後も複数回佐賀市へ泊りました際、佐賀南ロータクラブの皆様方と、交流させていただき大変楽しい思いをさせて頂きました。
 現在世界には31400ほどのクラブが毎週例会を開催しておられますが、貴クラブさんはその中でも充実した活動をなされていることに敬意を表します。
今回の30周年記念行事に際して、まずクラブのHPを開設され、一般市民県民の皆様に対して広報しロータリーを周知していただく努力をされておられますし、今回の地元佐賀市の安全確保を目指して、繁華街に防犯カメラ設置と地元佐賀市さんへの寄贈によって「安心&安全なまちづくりとを目指して」と題して今後の末永く市民生活を守ってあげられることと思います。
 ロータリーとは会員相互の親睦と地道な奉仕活動を通して、地元市民の皆様方とかかわっていくことを基本としておりますが、考え方は同じでも奉仕の形は時代と共に変わっていくものです。
今回の貴クラブ様の如く、地元警察や行政たる佐賀市の皆様方等と1年間以上にわたり、設置後の運用の形にまでしっかり踏み込んだ協議を重ねて、今回の記念事業とされました。これは現代社会に役立つものであり、大変意義深いものだと考えております。今後も会員の拡大を図りながら40周年、また、それ以後の事も考えて、佐賀長崎県のロータリークラブの模範とされる活動をされることを祈念しながら私からのご挨拶とさせていただきます。

佐賀南ロータリークラブ創立30周年記念事業

記念事業部会長 笠 慶宣


私たち佐賀南ロータリークラブは、創立三十周年を迎えるにあたり、「佐賀市の安心・安全な街づくり」をテーマに、防犯カメラを設置することにいたしました。
昨年十一月より、佐賀市・佐賀県警察本部・佐賀警察署・セコム株式会社と協議を重ね、エスプラッツに防犯カメラを十二台設置し、三六〇度見渡せることにより、周辺の犯罪抑止に役立たせることにいたしました。
本年九月十六日から配線工事・機器搬入を行い、九月三十日に設置検査を完了しました。そして、本日の贈呈式から正式に稼働することになります。これからは、佐賀市によって管理され、市民のプライバシー保護に充分に配慮されて運用されることになっています。
この防犯カメラの設置が「佐賀市の安心・安全な街づくり」を考えるきっかけとなり、住みよい街づくり啓発の一助となることを会員一同、心より願っています。

エスプラッツ外周への防犯カメラ設置

防犯カメラ 引渡し
防犯カメラ 引渡し
佐賀新聞に掲載されました

佐賀南ロータリークラブ30周年記念式典  式次第

1、開会点鐘
  1、開会のことば
    1、国歌斉唱
    1、ロータリーソング斉唱「奉仕の理想」
    1、物故者追悼
    1、来賓並びに参加クラブ紹介
    1、佐賀南ロータリークラブ会長挨拶
    1、来賓祝辞
    1、感謝状の贈呈
    1、30周年の歩み
    1、歴代会長紹介
    1、創立30周年記念事業発表
    1、記念事業目録贈呈
    1、佐賀市から感謝状の贈呈
    1、祝電披露
  1、閉会のことば
1、閉会点鐘      

 

 

記念講演

1、講師紹介    実行委員長        田中洋介


1、記念講演    まどかぴあ 館長     林田スマ様

   演題「安心・安全のまちづくりと私たち」

   ~地縁社会・好縁社会にむけての私たちの取り組みについて考える~

 

講演要旨

 現在、だれもが安心して安全に生活できる地域社会を目指そうという方向で国内各方面で努力がなされています。今回の佐賀南ロータリーさんの30周年記念事業に見られるように防犯カメラ設置と市役所や警察方々との連携をして、犯罪が起こりにくい社会を目指そうといった、とても良い取り組みがなされてきています。
 それと同時に、我々もまた、まちの防犯カメラになるんだという意識を持つことが大切です。昨今の調査によると、人は、「家族が一番大事」が圧倒的に多数を占めるようになりました。「地域との付合いが大事」、「親戚との付合いが大事」、「職場での付合いが大事」といったことは、年々減少しています。これは、ややもすると、「自分が一番大事」という狭い視野に立った生き方に繋がっていきます。
 そもそも犯罪が起こらないような社会の構築とは、人と人とが密接にかかわる地縁社会を作ることではないかと考えられます。これは特別なことではなく、まずご自分の家庭内から、家族お互いにいたわりあい、それをお互いに言葉に出し、支え合っていくことから始めてはどうでしょうか。
 次いでご近所とのお付き合いも大切です。それはご簡単な挨拶や声掛けから始まるものです。毎日続けていくうちにお互いに信頼関係が生まれてくるものです。
 自分から 家族へ、地域へ というネットワークを広げることこそが次世代に繋ぐ活動のモデルです。それは、特別なことではなくて、たとえば、何かあったら、「大丈夫ですか?」と声をかける。ご近所の方に会ったら、「こんにちは」をいう等々。できることをできる時にやってみることです。そしてまた、それを続けていくことです。
 バリアーに囲まれた文化から縁側文化へ、つまり自分達が縁側の役割をする地域をつくること、これが地縁社会をつくることになります。地域の力は、続けることです。私の傘から、みんなの傘へと繋がっていきます。さらに、もうひとつ大事なこと考えられるのは、情報の共有と情緒の共有です。
「よくがんばったね」「ありがとう」「いい子だね」と言葉をかけましょう。
 我々は、沢山の人のお蔭で生きていることを感謝し、思いやりのある地縁、好縁社会を目指して行きましょう。
 

 

 

林田スマ

経歴
昭和22年12月16日生まれ
福岡県嘉穂郡出身(現 嘉麻市)
元RKBアナウンサー

 

 

昭和46年、結婚のためRKB退社。

その後9年間の専業主婦を経て昭和55年、フリーとしてアナウンサーの仕事に復帰
平成6年11月、エッセー「ことばの花束」出版
平成8年4月、大野城まどかぴあ女性センター(現・男女平等推進センター)所長
平成11年10月、エッセー「こころの花束」出版
主婦モニター組織f2(エフツウ)事務局代表
筑紫女学園大学 非常勤講師
平成16年3月、九州大学大学院 人間環境学府修士課程 修了
平成20年10月、エッセー「ことばとこころ」出版
平成21年4月、大野城まどかぴあ館長
平成22年4月、大野城まどかぴあ男女平等推進センター特別アドバイザー
 その他、テレビやラジオの番組を中心に、企業やPTAの講習、各種シンポジウム、対談、エッセーの執筆なども行う

その他
福岡市住宅審議委員会委員
福岡県 青少年アンビシャス運動推進委員
教育力向上福岡県民運動推進会議委員
福岡市 景観審議会委員
九州国立博物館評議員
学校法人 中村学園理事
財団法人福岡県教育文化奨学財団理事   等

現在担当番組(RKBラジオ)
「お母さんにバンザイ」(土曜日 17:05~17:20)
「林田スマのことばの花束」(土曜日 17:50~18:00)
「スマスマ E-KIDS」(日曜日 17:25~17:40)
「林田スマのサンデースイートショップ」(日曜日 20:00~21:00)