10周年記念事業

1995年2月     

実行委員長       長沼冨士男  
  ガバナー 市瀬久米嘉  
  クラブ会長 南里 和成      幹事            高森 紘二
来賓      佐賀市長 西村 正俊     東与賀町長  碇 覚介

ご挨拶

大会委員長(初代会長)長沼冨士男
大会委員長(初代会長)長沼冨士男

 佐賀南ロータリークラブ設立10周年記念式典にご案内申し上げたところ、2740地区ガバナー市瀬久米嘉さん、パストガバナー井田圓之さん、佐賀市長西村正俊さん、、東与賀町碇覚介さんを始め多数の方々のご臨席を頂き、ここに盛大に開催できますことを誠に有り難く厚くお礼申し上げます。

 初代会長として、佐賀南ロータリークラブ設立10周年を迎え、感無量なものがあります。

 

 思い起こしてみますと、当時佐賀ロータリークラブをスポンサークラブとして内田特別代表当時幹事の秋山さんを中心に当、南クラブの設立に取り組まれ、特に、松永さんを派遣していただき、佐賀市内の四番目のクラブの設立にお骨折りいただきました。

 松永さんが、主だった方々を廻られ、会員集めをされておられ、私もその熱意に動かされお手伝いをさせていただきました。それでも、なかなか目標の人数が集まらず苦労しましたが、漸く最低人員25名にこぎつけ設立の運びとなりました。

 内容的にも、若い立派な方々が集まり、他のクラブにも負けない立派なクラブが出来たと喜んだことでした。

 特に、南クラブの特徴としては、出席にはこだわらず親睦に重点を置くことにしたことや、会員の方々に医者が多いということで、他にあまり例のない夜の例会としたことだと思います。

 

 設立後10年、あっという間でしたが、その後会員も増加し内容も充実し、素晴らしいクラブに成長しつつあるのを見ながらほっとしています。

 

 今回設立10周年にあたり、時節がらあまり派手にならないように、内容あるものにしたいという会員の意向を受け、若い会員を中心にいろいろ趣向を凝らしていただきました。その結果、「佐賀の自然と環境を考える」という時代にあったテーマを決定し、記念事業、記念講演、記念品すべてをこのテーマにしぼり企画いたしました。

 記念事業として、

1.東与賀町に分布する塩生植物のシチメン草の春夏秋冬七色に変化する状況を、ビデオ再生システムを設置して、録画・再生し、見学者の利便を図るとともに、その保護、清掃活動に役立てたい。

2.佐賀市民ともども美しい環境を守ろうと願っており、今回市内に散乱している空き缶の回収システムが開発導入されることを機会に、この事業の一環として回収システム一式を佐賀市に寄贈し、佐賀市が進めている住み良いきれいな町づくりに協力したい。

 

この2つの事業を10周年記念事業として取り上げ、環境保全の一助になればと思っています。

また、記念講演は、北山少年自然の家の家所長林口彰さんに「佐賀の自然を青少年と共に考える」というテーマでして頂くことにしております。

 

 この10年目を契機としてクラブ会員38名を一丸とし、ロータリークラブの原点に戻り、会員相互の親睦を深めながら、地域社会への奉仕活動、そして、国際社会への奉仕を心掛け、特に佐賀の環境保全に努めることを誓って大会委員長のあいさつといたします。

記念事業

東与賀干潟公園の紅楽庵シチメンソウ保護活動ビデオを作製し、再生装置とともに東与賀町へ寄贈。同時にビデオは佐賀県庁、佐賀市役所へ寄贈。また、シチメンソウに造詣が深くておられる今上天皇陛下へ敬意を払い、宮内庁へ献上させていただきました。